こんにちは、教育系エンジニアのひらまつ(@hiramatsuu)です。
書籍「ゼロからわかる Linuxコマンド200本ノック(技術評論社)」の著者。Udemy受講者8万人。
プログラミング教育をメインに活動するエンジニアとして、動画教材の作成・技術書の執筆・学習アプリの開発などを行なっています(詳しくはこちら)。
先日、SHARPのドラム式洗濯機(ES-W114)を購入しました。
さすがに高額なので、購入前はかなり迷いましたが、結果、これまで買った家電の中でも、最高レベルに良い買い物でした。自由を最大化したい方は買って損なしの商品だったので、使用感をレビューしておきたいと思います。
購入の動機
購入した最大のきっかけは、子供が産まれたことです。
これまでは、夫婦2人暮らしで、妻が一人暮らし時代から使っている縦型の洗濯機を、結婚後もしばらく使っていました。その洗濯機に一切不便を感じていなかったのですが、子供が生まれて洗濯の頻度・量が急増したことによって不満が出てきました。
子供が産まれる前と産まれてからしばらくは、朝に洗濯機を回して、パナソニックの除湿器をフルパワーでかけた部屋に一日中置いておいたら、夜には乾いている、というような運用でした。
洗濯は私の担当なので一人でやっていますが、この運用だと、洗濯に毎日20分くらいかかりました。20分という数字だけ見ると大したことないように思えますが、この単純作業を毎日やるのは、かなりのストレスでした。3,4か月くらい続けたところで、さすがに気が狂いそうになったので、ドラム式を検討・購入しました。
なぜSHARPのES-W114にしたのか
ドラム式洗濯機の定番のメーカーとしては、
- パナソニック
- SHARP
- 東芝
- 日立
らへんだと思います。
私がドラム式購入に際して重視した条件は、以下の5つです。
- 容量がでかい
- 生乾きにならない
- 洗濯・乾燥時間が短い
- メンテナンスに時間がかからない
- 評判が良い
一番優先したのは、「いかに洗濯にかける時間を減らせるか?」という観点でした。乾燥が不十分だったりすると、結局自分で干さなければいけなくなって時短にならないので、安いものよりもとにかく快適に使えるものを選びました。また、ドラム式は日々のメンテナンスが必要になってきますので、その時間もなるべく短く済むものがいいと思っていました。洗濯時間が減っても、メンテナンスで時間を取られたら意味がないので。
この条件で、価格.comやAmazonなどのレビューを調べまくった結果、SHARPのES-W114が最適そうだという結論になりました。ちなみに、直前まで迷ったのは、パナソニックのNA-LX127AL/Rでした。
SHARPのES-W114の特に優れている点としては、
- 自動で洗剤の投入やフィルターの掃除をやってくれる
- 湿度センサーで生乾きにならない
- 見た目がスタイリッシュ
- パナソニックと比べて安い
あたりですね。特にフィルターの掃除は、通常のドラム式だと毎日発生するタスクになるので、これが週1程度でよくなるのはでかいです。また、パナソニックは値引きがないのに対して、SHARPは販売店が価格競争をしてくれるので、定価よりも安く購入でき、価格に結構差が出ます。
3か月使って分かったメリット・デメリット
本記事の執筆時点で、購入から3か月が経ちましたので、これまで毎日使ってきて分かった、メリットとデメリットを見ていきましょうー。
メリット
- 一日の洗濯時間が20分→5分未満になった
- 毎日のメンテナンスも1分もかからない
- ごわごわのタオルがふわふわになった
- ネットに入れたものや厚手のパーカー以外は完全に乾く
- 脱水以外の時間はとても静か
- 電気代がめちゃめちゃ安くなった
ドラム式洗濯機を購入した最大の動機である、洗濯時間の短縮という観点でいうと、めちゃくちゃでかいインパクトがありました。毎日の洗濯時間が20分→5分未満に短縮されました。(メンテナンスの時間込みで、です。)1日15分の短縮なので、月7.5時間です。私の時給を仮に5,000円としたら、月37,500円の節約なので、7か月程度で元が取れる計算になります。こんなに時間の節約になるんだったら、もっと早くから買っておけばよかった、、、。
洗濯の性能に関しても、おおむね満足で、ネットに入れた大きなものや、厚手のパーカー以外なら完全に乾かしてくれます。洗濯中の音に関してもかなり静かで、脱水中は多少うるさいものの、それ以外は非常に静かです。なんなら、前の洗濯機の方がうるさかったくらいです。実際、ドアを二枚はさんで、洗濯機から1.5mほど離れた部屋でUdemyの録音をしていますが、まったく気にならないです。
また、意外だったメリットとしては、ごわごわで捨てようかと思っていたタオルがふわふわになったことです。乾燥かけるだけでこんなに違うんですねえ。
あと、電気代も5,000円/月ほど安くなりました。これまでは、パナソニックの除湿器をフルパワーで一日中回していたので、かなり電気を消費していたのが、洗濯機の中だけ乾燥させればよくなったので、安くなったのだと思います。洗濯物を乾かす用途ならば、除湿器はわりに合わないっぽいですね。
デメリット
- 洗濯物の量が同じでも、入れ方で洗濯物の量の判定が結構変わる
- 洗濯が楽になると洗濯物が増える
- 20万円以上する
基本的には買って大満足でしたが、デメリットというか、さらに改善できそうだなあ、と思うポイントもないことはないです。
いちばん難儀しているのが、洗濯物の入れ方によって、洗濯物の量の判定、ひいては洗濯時間が変わってしまうということです。しっかり中に押し込まないと、実際よりも多い量と判定されてしまい、必要以上の洗剤が投入されてしまいますし、必要以上の洗濯・乾燥時間をかけてしまいます。この判定の正確性の低さで、洗濯物を入れなおすことがあるので、これは次回作で改善していただきたいです。
また、これは自分のせいなんですが、洗濯が楽になると、洗濯のハードルが下がって洗濯物が増えますね笑。洗面所の手拭きタオルもすぐに洗濯しちゃうようになりました。これは人間の性なので、しょうがないですが、環境負荷とかを考えるとやめた方がいいかもですね。
あとは、単純に20万円以上するというがデメリットでしょう。購入によって浮く時間など、得られるものを考えれば決して高くはないのですが、額面だけ見るとやはり高いです。貯金切り崩してでも買う価値はあると思いますが、今後価格が下がることに期待ですね。
2022/11/11追記:ES-X11Aが新発売
2022年11月17日に、新たな最上位モデル(ES-X11A)が発売されます。公式の製品ページを読んだところ、ES-W114との主な違いとしては、洗濯槽自動お掃除機能がついているという点のようですが、個人的には特に必要のない機能に感じます。
私の運用としては、月に1回カビキラーを入れて洗濯槽の洗浄を行なっていますが、ボトルを一本まるまる投入してボタンを押すだけなので、特に手間に感じていません。
また、自動で洗濯槽を掃除してくれたとしても、カビキラーのような漂白剤で洗浄した方が綺麗になるのは間違いないので、結局のところ月1回の洗濯槽洗浄のタスクをなくすことはできません。
ですので、ES-W114との価格差にもよりますが、コスパを最大化したい方はES-X11AよりもES-W114の方が依然としておすすめできます。その上、ES-W114が型落ちになって安くなるはずなので、さらにお買い得になるはずです。
というわけで
マイホームもマイカーもない私には、かなり大きな買い物でしたが、買って大満足の商品でした。
こんなに便利なら、一人暮らしの時から買っておけばよかったです。洗濯物干してる間はオーディオブック聞けるからいいや、と当時は思っていたのですが、いざ買ってみたら便利すぎました。ルンバをはじめて買った時も思いましたが、やはり時短系家電は早く買っておくに越したことはないですねー。
※2022/10/5追記
本記事の執筆後1ヶ月で故障しました。故障時の修理対応を以下記事でレビューしています。